OpenText AppWorks新機能 – What’s new?

今日の厳しい競争環境において、すべての組織にとって不可欠なことは、ダイナミックなデジタルエクスペリエンスを提供することです。言うは易く行うは難し。多くの組織が、コンテンツのサイロ、分断されたプロセス、透明性とインサイトの欠如とかっ苦闘しています。また、予期せぬ機会、競争のプレッシャー、新たなインサイトに対して迅速に対応するためのアジリティも必要です。

こうしたビジネス課題がなくなることはありませんが、効率的で合理化されたプロセスと、迅速な構築・繰り返し・デプロイが可能なローコードアプリケーションが、こうした対応が可能となります。そこでOpenText™ AppWorks™とリリース16 EP6 (Enhancement Pack 6)で提供される新機能の登場です。

生産性と効率性を向上

一言でいえば、AppWorksはプロセス中心のアプリケーションを、より低コストで迅速かつ効率的にデザイン可能とする単一のプラットフォームを提供します。ビジネス成果を最大化するために必要とする情報を使って、ビジネス・アナリスト自身がアプリケーションを迅速にプロトタイピングできます。これにより、開発者は統合やセキュリティなどのテクニカルな領域に集中することができます。

すべてのプロセスオートメーションプラットフォームが、デジタル、コンテキストリッチ、コンプライアンスプロセスに必要な機能を提供できるわけではありません。AppWorks は、エンタープライズインフォメーションを情報による優位性を実現するための戦略的なアセットとして使用します。さまざまなシステムと構造化・非構造化両方のコンテンツを接続するビジネスプロセスのオーケストレーションによって、ユーザーが必要とする情報を容易に見つけて使用できるようにすると同時に、効率を改善し、リスクを低減します。

OpenText Content ServerOpenText Extended ECM、および OpenText Documentum™とのインテグレーション、SAPMicrosoftSalesforce などとのあらかじめ構築された有益なインテグレーション、さらにAIで強化されたキャプチャなどの他の EIM機能を活用して、先行することができます。これらすべてが、スピード、アジリティ、生産性向上、そして情報が適切に管理されてコンプライアンスに準拠していることが分かっていることによる安心に貢献します。

新機能: ユーザビリティ向上と緊密なインテグレーション

OpenTextは、EP6でのユーザビリティ向上と緊密なインテグレーション実現のために、多大な投資を行っています。デベロッパー初心者かベテランかを問わず、新しく再デザインされたデベロッパーワークスペースにより、より簡単でスピーディーなナビゲーション、より多くのガイダンス、そしてより少ないクリックで、必要な作業が遂行できます。

ハイライトは次の通りです。

  • 初心者デベロッパー向けのシンプル化されたビューでありながら、必要時に高度な構成機能直ちに利用可能
  • より少ないクリック数でタスクを実行できる洗練されたエクスペリエンスで、開発をスピードアップ
  • シンプル化されたビューでエンティティ内にあるビルディング ブロックを直感的に使用可能。また機能毎にグループ化して、表示目的に応じて折り畳むことも可能
  • 検索およびコピー機能の向上により、アプリケーション拡張や新アプリケーション作成を迅速に開始可能
  • フォーム、リスト、レイアウトなどを、ユーザーが素早く検索、コピー可能
  • 組み込みヘルプはコンテキストに応じたガイダンスを提供し、デベロッパーが最初から適切に構築できるようにサポート
OpenText AppWorksの新しく再デザインされたデベロッパーワークスペースは、より簡単で迅速なナビゲーション機能を提供

エンティティにリレーションを追加するダイアログは、このリリースがいかにより多くのガイダンスを提供するかを示す好例です。ダイアログの右側には、アプリケーションを開発している担当者が適切なオプションを選択できるように、さまざまな種類のリレーションシップが説明されています。

初心者デベロッパー向けのシンプル化されたビューと組み込みヘルプにより、アプリケーションを最初から正しく構築することは、いまだかつてなく簡単になりました。またこのリリースには「モバイルファースト」方針を使って書かれた、まったく新しいAppWorks User Experienceも含まれています。素晴らしいタブレット エクスペリエンスを提供し、従業員、パートナー、そして顧客が使いやすいようにアプリケーションを構成することが簡単です。

その他のハイライトは次の通りです。

  • レンダリングとパフォーマンスの向上
  • イメージ、テーブル、その他の書式設定を含む、リッチメディアのサポート
  • 右横書き言語のサポート、構成のシンプル化

AppWorks EP6では、次のような業界や機能分野に特化したアプリケーションをサポートするプラットフォームとの緊密なインテグレーションを通じて、エンタープライズインフォメーションにプロセスを統合します。

OpenText™ Core for Quality Management(日本未提供)は、不適合およびCAPAイベントへの対応を自動化すると同時に、関連ドキュメントおよびコントロールされたドキュメントが最新であることを保証します。CAPAプロセスの一環として更新、参照、またはアップロードする必要があるドキュメントは、OpenText Documentum内で検索可能となり、またリンクされるようになったため、コンプライアンス違反のリスクが軽減されます。

OpenText™ Contract Center(日本未提供)は、生産性向上、収益性向上、リスク軽減のために、契約管理を集中化します。新しいインテグレーションを通して、Salesforceから外部の契約関係者の詳細を直接取得できるようになりました。

効率性、イノベーション、そして競争力を向上するための新しい方法を模索している組織であれば、AppWorksが役に立つことでしょう。ローコードアプローチを使って、AppWorksはチームのスピードとアジリティを高め、インテリジェントオートメーションでプロセスを改善し、たとえそれがどこにあろうとも価値あるエンタープライズインフォメーションを接続します。AppWorksが結果を出す方法です。

より詳細について:

OpenText AppWorksの詳細については、Webサイトをご参照ください。AppWorksで構築されている新しいOpenText製品とソリューションについては、次をご参照ください。


 (当ブログは2019710日に米国で発表された What’s new in OpenText AppWorksブログ記事を抄訳したものです)

Lori McKellar

Director, Product Marketing for Process & Applications

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