DXM(Digital Experience Management)を使用したトータルエクスペリエンスアプローチ

ビジネス ユーザーとデベロッパー向けに、コンポーザブル エクスペリエンスを簡単に構築したり、Google BigQuery と統合したり、他のシステムに新しいクラウド API を使用するための幅広い機能強化を紹介します。

企業は、パンデミックが 2 年間続いた後のネクストノーマルの一環として、新しいデジタル エクスペリエンスの需要に急速に適応しています。 顧客体験の向上と従業員の生産性の向上は最優先事項です。 しかし、多くの組織はWebコンテンツ管理、デジタル資産管理、データおよび分析用に、古い異種システムを維持しています。 モダナイゼーションは長期的な戦略ですが、多くの組織はWeb、モバイル、および関連するオンライン エクスペリエンス全体で独自のデジタル エクスペリエンス管理 (DXM) のニーズを満たすために、テクノロジーを簡単かつ短期に有効化する機敏性を備えたアプローチを必要としています。

OpenText Experience DXM は製品モジュールの統合環境であり、コンポーザブル(モジュール構成可能)な一連のソリューションを提供します。コンポーザブルなモジュールのOpenText TeamSite(CMS)、OpenText Media Management(DAM)、および OpenText Experience CDP(CDP)を使用すると、企業はすべての利害関係者向けにパーソナライズされた関連性の高いエクスペリエンスで、コンテンツの価値を高めることができます。組織は OpenText Experience DXM を利用して、デジタル トランスフォーメーションを加速し、カスタマー エンゲージメントを最大化し、ジャーニーのあらゆるタッチポイントでカスタマー エクスペリエンスと満足度を向上させることができます。このソリューションは CXM(Customer Experience Management(顧客体験管理))にも拡張され、マーケティング ユーザーとビジネス ユーザーに独自のインテリジェントな認証済みワークスペースを提供します。ページ制作にすぐに使えるコンポーネント(ページの構成パーツ)は、顧客がすぐに使い始めるのに役立ちます。新しい API、ダイレクト ナビゲーション、および 認証のためのOpenText Directory Services (OTDS) の機能強化により、顧客はさらにコンポーザブルなアプローチを取ることができます。

BigQuery と Audiences の新しい Google 統合

新しく Google BigQuery と統合され、データ ウェアハウスへのコネクタが提供されることで、機械学習予測モデルがパーソナライゼーションとターゲティングを自動化できるようになります。 Google との統合が強化され、クリックとアクションの属性が追跡され、テストのパフォーマンスを評価できるようになりました。

開発者およびカスタマイズのための新しい拡張機能

22.4 のリリースでは、MyTask の使いやすさを向上させる機能が追加され、Experience Studio(TeamSiteのユーザーインターフェース) が強化されています。 また、データベース構造の高可用性オプションが強化されました。 コンポーネントでの React の使用や、削除と検索に対する開発者のサポートなど、開発者のエクスペリエンスも強化されています。

Media Managementの強化されたワークフロー管理と使いやすさ

DAM(デジタル資産管理)を担うMedia Management の22.4リリースでは、ワークフローの開始を簡素化するために再設計されたジョブ ランチャーがあります。ジョブのローンチおよびブリーフィングフォームを作成および記入する際の使いやすさが向上しています。新しいクリエイティブ レビューとアセット リクエストのワークフローは、制作のプロセスを合理化するのに役立ちます。その他の改善点には、Accelerated File Transfer(高速ファイル転送機能)を使用したフォルダーのアップロードの高速化と、アクセス要求が組み込まれたコレクションの共有可能なショートリンクが含まれます。機能のハイライトには、使用状況追跡 API、統合フレームワーク、Vidyard コネクタ、GoogleビデオAI、公開の自動化、直感的なレポートダッシュボード、Digital Hub(アセット共有ポータルサイト作成機能)のスケーラビリティの改善が含まれます。
OpenText Experience DXM は、企業が顧客満足度とロイヤルティを向上させるためのトータル エクスペリエンス アプローチを採用するのに役立ちます。これは、テクノロジーのエコシステム全体で機能する設定可能なプラットフォームであり、モジュラーであり、特定のデジタル エクスペリエンス管理のユース ケースを解決するために迅速に展開できます。OpenText Experience DXM がモダナイゼーション ジャーニーを加速するのにどのように役立つかについては、詳細をご覧ください。

Takashi Oguchi

オープンテキスト株式会社 ソリューションコンサルティング本部/シニアソリューションコンサルタント SI企業でシステム開発を経験した後、インターネット黎明期の代表企業であるNetscape社に入社。その後、Webコンテンツ管理の先駆けであるInterwoven社を皮切りに、Autonomy社やHP社でのコンサルティング業務などを経て現職。CMSやDAMを活用したデジタルマーケティングの促進支援など、日本におけるカスタマーエクスペリエンス(CX)の改善支援に20年近く従事。

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