OpenTextはどのようにインテリジェントなコネクティッドエンタープライズの実現を可能にするか
成功を収めている企業は、インテリジェント(知的)で、コネクティッド(ネットワーク全体で情報が統合されている)な企業です。彼らは、出来るかぎり多くの情報源から、あらゆるフォーマットで保存されている情報を収集し分析して、意思決定を推進しています。これが「インテリジェント」の部分です。そして、人、デバイス、プロセスが、そのようにして得た情報と洞察を組織全体で共有、またパートナー、サプライヤー、顧客とも共有できるようにしています。これが「コネクティッド」の部分です。
OpenText™ では、企業がインテリジェントでコネクティッドになれるようお手伝いすることに全力を注いでいます。これには、情報が驚くべき速度で生み出され、コンプライアンスが絶対不可欠で、ハッキングやセキュリティ侵害の絶え間ない脅威にさらされている大規模で複雑な組織において、これまで以上に重要になってきているのです。言い換えれば、エンタープライズはインテリジェントでコネクティッドであることは競争上の優位性を得ることになると言えます。
お客様を成功に導き、また成功した状態を保つために、OpenText は本日、3 つの重要なイニシアティブを発表します。OpenText の次世代クラウドプラットフォームのための一連の新しいアプリケーション、OpenText Release 16 Enhancement Pack 5 (EP5)、OT2、そして OpenText Business Network Cloud 16.10 です。こうした革新的なテクノロジーは、持続可能で柔軟な情報集約型ビジネスの基盤を提供します。
OpenText Release 16
OpenText Release 16 の最新アップデートの注目すべき点は、EIM プラットフォーム全体のイノベーションです。ユーザーの受け入れを推進し、より深い洞察力を得ることを可能にし、人とプロセスを結び付けます。これらすべてが、セキュアで柔軟な導入環境で提供されます。
ハイライト:
- 人工知能の向上 – EP5 はApache Spark™ をとテキストマイニング機能により、当社のMagellan AIプラットフォームの機械学習能力を向上させます。本リリースには、ディスカバリーソリューションの予測リサーチ機能が含まれており、AI 搭載のリッチメディアアナリティクスが エクスペリエンスソリューションに追加されました。また Content Services には、Information Extraction Services for SAP® ソリューション(インテリジェントキャプチャサービス)が加わりました。
- さらなる統合 – EP5 で、Magellan Text Mining は Workforce Engagement Management と統合され、高度なセンチメント分析をご利用いただけるようになりました。OpenText iHub は EnCase Endpoint Security と統合され、企業は脅威監視ダッシュボードを構築し、その他の視覚化ができるようになっています。また、AppWorks と Documentum コンテンツリポジトリをより密接に統合しています。People Center と Contract Center アプリケーション内で Extended ECM の利用がサポートされています。SAP Digital Asset Management の Extended ECM プラットフォームとの統合でも、新しいリッチメディアのユースケースがサポートされています。
- さらに優れたユーザーエクスペリエンス – EP5 は AppWorks の改善された開発者コントロールで、よりリッチなエクスペリエンスを可能にし、People Center で完全に再設計された従業員のセルフサービスエクスペリエンスを特徴としています。Content Services には、Extended ECM を Content Server Mobile と併用できる機能が今回追加されました。ユーザーはスマートフォン、またはDocumentum D2 向けの新しい Smart View UI を使ってワークスペースのやり取りが出来ます。Magellan 向けには、コンテンツマイニングをしやすくするために統一したダッシュボードとウェブクローラーの UI を組み合わせ簡素化。その一方で Media Management のより深く統合されたコラボレーティブワークフローがクリエイティブチームを支援します。
- クラウドの最適化– EP5 では、Google® と提携し、Google Cloud 向けに OpenText ソリューションを最適化することが発表されています。この Google との提携は、一般的な大規模クラウドパートナーインフラストラクチャ、Microsoft® Azure と Amazon® AWSも含めて「どこでも」利用できるソリューションを提供するという OpenText の確約の証です。EP5 に含まれているクラウドサポートには、それ以外にも新しい InfoArchive Cloud Edition や、OpenText™ Extended ECM for SAP® と SAP S/4HANA Public Cloud の統合などがあります。また、提供を開始した Qfiniti for Amazon Connect は、AWS Marketplace でマネージドサービスとして購入することができます。Extended ECM Public Cloud Edition では、SuccessFactors 向けの文書と情報の管理機能が、購入と導入が容易な SaaS アプリケーションで提供されています。
- 改善されたセキュリティ – EP5 はID&アクセス管理を当社のポートフォリオに追加し、企業全体にわたる情報へのセキュアなアクセスを提供します。また、エージェントレス、クラウドベースで複数分野の脅威を検出する OpenText EnCase Advanced Detection と、内部のセキュリティ違反を検出する OpenText eDOCS Defense も含まれています。さらに、EnCase EndPoint Security と Logical Imaging により、継続的なモニタリングと検出が可能になりました。Content Services では、Captiva のセキュリティ強化と取得されたデータセットにより、さらに多くの導入オプションがサポートされており、最新の記録管理では、情報ガバナンス、クラウド対応、セキュリティの各分野が強化されています。
OpenText OT2
OpenText は、インテリジェントでコネクティッドなエンタープライズはプラットフォーム上に構築されると信じています。OpenText OT2 は、EIM サービスとアプリケーション開発向けの柔軟な当社のハイブリッドプラットフォームで、情報管理および SaaS アプリケーションの開発と導入に役立ちます。OT2 アプリケーションは、ストレージ、セキュリティ、データモデルなど、OT2 プラットフォームで提供される共通サービスを利用しています。
今日、OT2 に新しく加わったアプリケーションをご紹介します。
- OpenText Legal Center は、OpenText eDOCS の機能を拡張し、法律の専門家の複雑で、情報集約型のワークフローの管理を可能にします。
- OpenText Quality は、高度に規制されたライフサイエンス部門のために品質管理を追加し、すでにご利用の OpenText Documentum の価値をさらに高めます。
- Extended ECM for SuccessFactors Cloud Edition は、SAP と OpenText の最新コラボレーションで、人気のある SAP の人材管理プラットフォームのためにセキュアなコンテンツ管理ソリューションを実現します。
OpenText Business Network Cloud 16.10
OpenText™ Business Network は、人、システム、モノのデジタルエコシステム全体で、効率的で、セキュアで、法令を遵守したコラボレーションを容易にするクラウドプラットフォームです。Business Network Cloud 16.10 では、予測分析の向上と e-Invoice コンプライアンスで、サプライチェーンのパフォーマンス最適化、リスク低減、法規制の遵守を促進します。新しいセルフサービス機能には、すでに OpenText ネットワークに接続している取引パートナーが、自社で接続や統合のプロビジョニングを行うこと可能にするセルフプロビジョニング機能が含まれます。また、このリリースでは、S/FTP ダイレクトコネクトアウトソーシング、および小規模の取引パートナーが顧客向けにドキュメントを掲載できる新しい Core™ for Trading Grid™ により、取引パートナーのテクニカル面の能力に関わらず、あらゆる取引パートナーへの接続が簡単にできるようになっています。
弊社は、これらのイノベーションがビジネスで成功を収めるための堅固な基盤をつくると信じています。ウェビナーに登録されれば、OpenText がお客様の組織がインテリジェントでコネクティッドなエンタープライズに生まれ変わるために、どのようなお手伝いできるのかをさらに詳しくご確認いただけます。
(当ブログは2018年11月7日に米国で発表されたブログ記事「 How OpenText powers the Intelligent and Connected Enterprise」の抄訳です)