あふれる情報をコントロールし、インサイトを活用する
情報はどこにでも存在するものです。私たちの個人的な生活や仕事において、情報はかつてないほど複雑化し、分散化しています。そして、情報は日々指数関数的に増加しています。2010年に全世界で作成、捕捉、コピー、消費された情報の総量は2ゼタバイトでした。この数字は、現在では97ゼタバイトに増加し、2025年には181ゼタバイトに増加すると予想されています。
電子メール、ニュースフィード、日記、ソーシャルメディア、会社のストレージ、共有ドライブ、コラボレーションプラットフォームなど、増え続ける情報源におけるデータの爆発は、消費者や従業員の情報過多の負担に拍車をかけています。
世界中の80%の回答者が、24時間365日絶え間なく続く情報や、毎日チェックするアプリが多すぎると、情報過多な日常を経験している
この課題の解決策は、情報のサイロを取り払い、情報とプロセスを統合して、より迅速な意思決定を行えるようにすることです。情報管理を継続的に行い、すべての情報を統合すると、パターンやトレンドが浮かび上がり、より良い意思決定が行われます。これこそが、OpenText が提供する本質的な価値「Information Advantage」です。あらゆる組織にとって、情報過多がビジネス上の新たな課題となっていることが、OpenTextの新しい調査によって明らかになりました。
このほど、2020年3月の調査に続き、企業がパンデミックや分散型ワークフォースへの対応を続ける中で、職場における情報過多やデータ管理に対する考え方が2020年からどのように変化したかを調査しました。
最新の調査結果によると、世界の回答者の10人に8人(80%)が、24時間365日絶え間なく続く情報や毎日チェックするアプリが多すぎるなどの要因によって情報過多を経験し、日々のストレスの要因となっており、2020年の調査(60%)から20%上昇しました。さらに、4分の1以上(27%)が、必要な情報にアクセスするために、11個以上のアカウント、リソース、ツール、アプリに毎日アクセスしなければならないと回答しています。これは、2年前には7人に1人(15%)がそうだったと答えたことと比較すると、従業員がタスクを完了するために必要な情報は、増え続けるデータやアプリケーションに存在することが証明されたことになります。
また、回答者の3分の1以上(34%)が、リモートワークでは会社のファイルシステムやコンテンツに簡単にアクセスできないと答え、10人に3人(30%)が、在宅勤務では同僚と簡単にコラボレーションやファイル共有ができないと回答しています。グローバルワーカーの約半数(47%)が、仕事をするためにファイルや特定のデータを探すのに1日のうち1時間以上費やしていると回答し、10人に4人以上(42%)が、必要な情報が複数のサイト、ファイル、アプリケーションに分散しているため見つけるのが困難であると回答しています。
ビジネスにおいてデータとコンテンツを真に活用し、どこでも働ける環境でコラボレーションを促進し、より迅速なデジタル変革を推進するためには、まず企業はデータのサイロをなくし、情報管理を簡素化して、従業員が必要な情報に迅速にアクセスできるようにする必要があります。「情報過多」という課題を克服する鍵は、自動化とフリクションレス(摩擦のない連携)化にあります。従業員が素早く簡単に情報を見つけられるようにすることで、知識を身につけることができます。インテリジェントな自動化と統合により、摩擦を減らし、プロセスを簡素化することで、従業員は成長し、情報の優位性を引き出すことができます。
従来のオンプレミス型エンタープライズコンテンツ管理(ECM)は、クラウド型のコンテンツアプリケーションへと進化し、誰もが必要な情報にどこからでもアクセスできるようになりました。コンテンツ・サービスを利用することで、孤立したプロセスやデータ・レポジトリのサイロが解消され、人々が情報にアクセスし、それを組織全体に展開・設定することが非常に容易になります。コンテンツサービスを提供する現代的な方法は、単に情報を管理するだけでなく、柔軟性を高め、コンテンツから価値を引き出すことを目的としています。モジュラー方式で、反復的かつアジャイルに、必要な機能を拡張していくのです。
OpenText Content Services を使用すると、情報を作成するエンタープライズアプリケーションを中央のコンテンツ管理プラットフォームで統合し、情報へのアクセスを向上させ、コンテンツがどこでどのように作成されてもガバナンスを適用できるようにすることができます。さらに、OpenText™ Extended ECM Platform は、SAP® SuccessFactors®、Microsoft® Office® 365、Salesforce® などの補完的ソリューション間のサイロを解消して情報の流れを強化することにより、プロセスの生産性を向上させることを可能にします。
日本のお客様には日本独自の調査結果をお知らせしています。
OpenTextのウェブサイトをご覧いただき、お客様の組織の従業員がデータをより効果的に管理し、職場における「情報過多」を回避するために、OpenTextがどのような支援を提供できるかをご確認ください。