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ISDNサービス終了を契機に「サプライチェーンDX」、そしてサプライチェーン高度化へ

昨今のコロナ禍に伴い、半導体不足に代表されるようなサプライチェーンの分断が製造業において大きな問題となっています。これに伴い各企業におけるサプライチェーン領域へのデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みも進展が見られてきました。さらに、調達先に対し環境や労働慣行、人権など倫理的(エシカル)なサプライチェーンやカーボンニュートラルへの取り組みなど、企業が対応を求められているグローバルレベルの課題も存在します。 さらに業務レベルで差し迫った対応が求められているのが、2024年1月のISDNの「デジタル通信モード」のサービス終了です。 取引先との受発注業や銀行とのデータ連携に用いられているEDIにISDN回線を利用して接続している企業へ影響を及ぼします。このISDNサービス終了にむけ、多くの企業が対応を迫られていますが、果たして昨今の不確実性の高い環境において、単にネットワークの切り替えだけでいいのでしょうか?

「ISDN終了-EDI問題」サプライチェーンDXを見据えたEDI基盤の刷新
https://digital-tech-insight.jp/opentext/solutions/isdn-edi/

私たちOpenTextは、ISDNサービス終了がサプライチェーン高度化へのチャンスと考えています。調達・購買やサプライチェーン業務においてDX化はもはや待ったなしの状況となり、さらに将来を見据えたサプライチェーン基盤の構築に向けて、上記のような課題を解決するソリューションを多くの企業にご提案・ご提供しています。この経験から、これからのサプライチェーン高度化の方向性を下記に示す4つのステージで構成されると考えています。

このサプライチェーン高度化の方向性の内容については、改めてご説明させていただきますが、サプライチェーン高度化の鍵となるのは、まず「サプライチェーンデジタル化」であるということをご理解いただきたいと思います。

「サプライチェーンデジタル化」実現のポイント

サプライチェーンのデジタル化は、サプライチェーンをエンドツーエンドで100%デジタル化すること目指すことであり、多くの企業においてこの阻害要因となっているのは非デジタル化の取引先をいかにデジタル化に導くかということになります。つまり、現状は電話・FAX・メール・郵送などを利用している取引先とのサプライチェーンに関わる情報を、いかにデジタルな情報授受に移行するかが実現のための大きな要素となってくる訳です。このためには、取引先が利用しやすいWebの仕組みを導入するという解決策が考えられます。

しかし、もう1点考慮すべきポイントは、現在デジタル化されている取引先との情報連携を継続し続けることではないでしょうか?

企業間情報連携、つまりEDIと言われる領域は、古くもあり新しくもある領域です。私たちOpenTextは1970年代、EDIの創成期からEDIに関するソリューションおよびサービスを提供しています。以来、これまで様々なEDIに関する技術・方法に対応してきていますが、この領域においての特徴は「古い方法と新しい方法が共存すること」と「取引先の利用する方法が変化すること」です。

現在の日本において「共存している」が「変化が必要」な方法と挙げられるのが、ISDNサービスを利用したダイアルアップ接続でしょう。2024年1月にはISDNによるデジタル通信サービスが終了しますが、私たちのお客様においても、まだ多くの取引先とISDNを利用したダイアルアップ接続を実施されているのが現状です。それでは、OpenTextは、このようなダイアルアップ接続によりデータ連携を実施している取引先をお持ちの企業にどのようなソリューションを提供しているかをご紹介いたします。

OpenTextが提供するダイアルアップ接続移行ソリューション

今、私たちOpenTextがISDNによるダイアルアップ接続を利用されている企業に対して、その解決策としてご提示している方法には、以下の3つのパターンが存在します。

AnserDATAPORT®は、NTTデータが提供するINS後継回線ファイル伝送サービスであり、OpenTextはその伝送代行会社としてAnserDATAPORT®と連携したデータ通信サービスを提供しています。これにより、お客様はAnserDATAPORT®と個別に契約を締結することなく、OpenTextのサービスを介して金融機関などとデータ連携を実施することが可能となります。こちらのサービスは2021年1月に発表しています。(参考:プレスリリース)。

「インターネット系通信プロトコルを利用した連携」を実現するために、グローバルにおける標準的な通信プロトコルに対応する通信ゲートウェイ機能をOpenTextのサービス基盤に搭載しています。この通信ゲートウェイ機能は、日本独自の通信プロトコル、例えば全銀手順や流通BMSにも対応しています。お客様およびその取引先のご要件に応じて通信ゲートウェイ機能を設定することにより、様々な通信プロトコルを利用したデータ連携を実現することが可能となります。

「Webインターフェースによる連携」として、OpenTextは、調達業務向け調達Web EDIソリューションとお客様のご要件に応じてWebインターフェースを構築・運用するカスタムWeb EDIソリューションをご提供しています。

先ほど「共存すること」が特徴と説明いたしましたが、これらの実現方法も適材適所で共存させることが重要です。また、これらの実現方法がお客様にとって「単一」の実現方法として利用できることも重要であると考えています。

サプライチェーン高度化を支援するOpenTextソリューション

前述の通り、現在私たちOpenTextは、多くのお客様のサプライチェーンデジタル化およびサプライチェーンDX実現をご支援するソリューションを提供しています。特に、ERP刷新、業際対応やグローバル対応など複雑化する個別要件を実現するために、クラウドベースのデータ連携基盤とアウトソーシングサービスを提供しています。

OpenTextの企業間データ連携基盤”OpenText Trading Grid”は、旧来のEDIのみならず、APIを利用したアプリケーション連携も実現するなど、社内のエコシステムと社外のエコシステム、つまり社内の様々な部署・業務・システムと様々な取引先の間のデジタル化を実現し、サプライチェーンデジタルトランスフォーメーションを支援する「サプライチェーンDX基盤」として機能します。また、メッセージ変換機能や可視化・分析機能を搭載し、様々な企業間データ連携要件に対応することができます。

また、アウトソーシングサービスによりソリューションの導入・展開・運用を一元的に提供することにより、一貫した、また一元化された環境および機能をサービスとしてご利用いただくことが可能です。

OpenTextソリューションの詳細をお知りになりたい方、またサプライチェーンの様々な課題・要件をお抱えの方、ぜひ一度OpenTextにお問い合わせください。

参考:「ISDN終了-EDI問題」サプライチェーンDXを見据えたEDI基盤の刷新
https://digital-tech-insight.jp/opentext/solutions/isdn-edi/

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